クロマツ手入れ講習会

11月30日(土)、湘南の散歩道をきれいにする会主催、第七回クロマツ手入れ講習会が開催されました!

暖かく風も穏やかな好天に恵まれて、藤沢市内のみならず、横浜市、茅ヶ崎市、厚木市、横須賀市から御参加いただきました。

庭にクロマツをお持ちで、普段からクロマツの手入れに興味・関心や悩みをお持ちでいらっしゃいましたが、本日の講習であれこれと質問を講師にぶつけて、実際に知識を体験して、最後には非常に御満足いただけた様子でした。

ここで当日の様子をご紹介いたします。

概略:
主催
湘南の散歩道をきれいにする会

協力
湘南緑の連絡協議会

場所:
講習:片瀬しおさいセンター集会室
実習:鵠沼藤が谷ポンプ場

参加者:
一般参加 10名
関係者  4名
合計 14名

開会の挨拶と司会進行を湘南の散歩道をきれいにする会代表の林氏が務めました。
挨拶1

挨拶2

会場

本日、座学講師を務める廣田氏、実技講師を務める篠原氏、協議会から手伝いに来た原より挨拶申し上げた後、林氏より湘南の散歩道をきれいにする会のこれまでの活動実績―境川沿川のクロマツ手入れ、老人ホームクローバーガーデンの芝桜の植栽、年間45Lのゴミ袋5000個のごみ処理、弁天橋の手入れ前と手入れ後のクロマツ・ヤシの比較、県藤沢土木事務所との協働―を紹介いたしました。

活動紹介1

活動紹介2

13:30 廣田氏より、クロマツ手入れ(初級編)の座学講習が行われました。
・藤沢市の木「クロマツ」、世界のクロマツ
・世界のクロマツの種類―日本には一葉松:長野、二葉松:クロマツ・アカマツ、三葉松:ダイオウショウ・ティーダマツ等世界のマツ、四葉松:京都、五葉松:ヒメコマツ・キタゴヨウ等がある
・市内の名クロマツの解説
等、クロマツの概要を導入として説明しました。

続いてクロマツ手入れに関する講義では、

・クロマツの育て方
・クロマツの年間管理作業
・病害虫―長久保公園に「病気にかかった。どうすれば治る?」という質問が多いが、病気にかかった葉はウィルス・病原菌が残存するので焼却処分する他無い、という事
・予防策としての薬剤散布
・マツノザイセンチュウの発症の仕組み―マツノマダラカミキリ・マツノザイセンチュウの共生、協議会によるスーパークロマツの普及、皆様も抵抗性クロマツを普及してね
・クロマツ手入れと仕立て方、仕立ての由来・こぼれ話、他植物との仕立ての類似、仕立て方の基本と好みの分かれ方、篠原の実演写真

が題材でした。

クロマツ講義

14:00 講義の後、林氏より会場に質問を投げ掛けて、今回各市からお越しの皆様がどのような思いで参加されたのか、普段からの樹木との関わり、今自宅にはどのような樹木があるのか、今回の講習で何を学びたいか等、色々な思いを話していただきました。
対話

14:30 参加者の皆様の思いを語っていただいた後、篠原氏より、実技講習に入る前の事前心得として、クロマツ手入れの注意事項を説明いたしました。
 クロマツ手入れの注意事項は七つあり、
1. 服装
2. 足場と梯子
3. 準備運動
4. 剪定時期
5. 剪定方法
6. 道具と手入れ
7. 余談
其々に関して、必要な知識を説明いたしました。専門書や一般手入れ解説書に記載されている事、記載されていない事、篠原個人の経験に基づく知恵等、この七つでも「とても30分では語りつくせない」多くの心得を解説いたしました。

実習講義

15:00 境川の実演に入る前に、廣田・篠原両氏の講義内容を確認し身に付ける為に、教材のクロマツ枝を使って実体験しました。
 参加者一人一人が枝を持ちます。最初は篠原が大きな枝を持つ参加者を例として模範手入れを見せました。枝の位置と手入れ放棄年数、四方向から整姿を捉える、枝をYの字に作る、上に出る枝・下に出る枝を切る、葉の取り方・残し方、枝の伸ばし方の好みとクロマツの立地等を考慮して、葉を落として枝を切る方法を体験しました。

演習1

演習2

その後、講習と模範演技で学んだ事を反芻しながら、参加者各自で剪定しました。実際にやってみて分からない事を考えて、質問して、鋏を入れて、できた枝を篠原に見せて完成を確かめました。
演習3

15:40 室内での実技演習を終えて、全員で一本のクロマツを見ながら剪定演習を行う為に、藤沢市下藤が谷ポンプ場へ向かいます。

16:00 日が暮れて薄寒くなってきましたが、本日最後の実技講習です。

毎年手入れの実技講習を受け持っている三本のクロマツです。例年、色々な好みを持つ参加者が剪定を行ってきたので、やや疲れているようですが、今年も一役買ってもらいました。

クロマツの全体像を見ながら、講習と模範演技で学んだ事を反芻して、剪定に取り組みました。実際のクロマツの枝振りを前にすると、どの枝を伸ばすのか、どの葉を落とすのか、色々と悩むものがありました。篠原や廣田に聞きながら、参加者は思い思いに剪定して、これまで自分一人では分からなかった事、知りたかった剪定方法等、クロマツ剪定に関する問題を解決してゆきました。
全体実技演習

16:15 最後に剪定した枝を集めて一つのゴミ袋に纏めて、本日の第七回クロマツ手入れ講習会は終了いたしました。

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